今年5月に発表された米国の合同委員会による高血圧の診療指針はこれまでのものより一層厳しいものとなっている。正常血圧は上が120以下で、下も80以下としている。
上が120−139、または下が80−89を高血圧前症とし、上が140−159または下が90−99をステージ1高血圧症、上が160以上または下が100以上をステージ2高血圧症と規定している。分類は単純化されているが、少なくとも120-139/80-89の範囲に血圧をコントロールする必要性を強調している。更に糖尿病、腎疾患や高脂血症の合併症を有する人は130/80以下にコントロールすべきとも述べている。
振り返って現在高血圧や糖尿病、腎疾患や高脂血症の治療を受けている方々は、これまでの自分の血圧値を見てどのようにしたら良いであろうか? まず年齢の比較的若い方は上に述べた基準を出来るだけ守れるように主治医と相談して薬を増やしてもらうなどの方策を考える。一方、高齢者においては急激な血圧降下は自覚症状の悪化(めまい等)や腎機能の一時的な悪化をもたらす可能性もあり、主治医と良く相談の上、少しずつゆっくり理想的な血圧に近づけて行くと言う事であろう。
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[ 医師 ]佐々木 爾 |
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